僕は、演劇とかかわって25年、演劇で食うようになって5年たつが、この不気味さは、4人の創った作品からしか感じたことがない。たとえば、トガでは、神里作品を見たおかげですっかり体調を崩し、あの楽しい祭りの間、酒ものめずに本を読んでいたとか、あと3人の観劇からうけたのも似たような経験だ。別に、それはネガティブな思い出じゃあない。不快な目にあうのは、観劇の楽しみの一つであると思っている。
で、それぞれを消化できないでウンウン言っていたら、その中の一人の柴とほぼ初対面の日に、この4人と演劇祭をやるときいて、しかも、その4人が同世代と聞いて、僕は、自分のかけがえのない演劇体験が、もし、世代なんかで説明がつくのなら、それは、もう恐ろしいとしかいえないことであると思ったのだ。「実は造物主って実在します。紹介します。こいつです!」とか言われて対面しても、こんなに驚かなかっただろう。
僕は、その不気味さを解消したいという、それだけの思いで、アゴラに通った。必死だった。そして、いまだに解消していない。が、まあ、この21日で取材は充分にできたと思っている。人生において、彼らへの取材に21日以上かけたいとも思わないし。
僕の感じた「彼らに共通する、そして彼らからしか感じない不気味さ」について、未来のある日、突然腑に落ちるだろうと僕は予感する。その日を、これらの資料を整理しながら、待ちたいと思う。
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5月14日にアップリンクでりたーんずイベントがあって、いきます。で、
「ひっくりカエル」 作・篠田千明 演出・柴幸男 出演・中屋敷法仁
を、見るのが楽しみでならないです。不気味さとは、別に、上演された作品についていうならば、シノダさんの台本と柴くんの演出と中屋敷くんの身体性がスゲえと思っていたので、楽しみ。まあ、この3人で、このキャスト表が守られるとも思っていませんが。19時半からだそうなので、時間がある方は見にきたらよいと思います。そして会場でお話しましょう。


